当社でリフォームをプロデュースした実際の施工事例です。
工程を期間ごとに記録しています。
予算は約1000万円ほどかかっています。
尚、外観や細かい情報に関しては個人情報保護の観点から掲載を控えております。
また「同じことを依頼しい」などのお問合せは・・ぜひお待ちしています。
まずは打ち合わせです。
ずばり最も大事な工程の一つといえます。
予算や間取りなど重要な事を決めていきます。
改築の場合強度の関係上「動かしてはいけない柱」「抜いてはいけない壁」などの制約があります。
もちろん予算をかければ何とでもなりますが、現実的ではないので綿密に打ち合わせをします。
事前に全て決めても良いのですが、建具や内装デザインなどは後でも可能です。
その辺りが大手メーカーよりも融通の利く点ではあります。
まずは解体作業からです。よくある昭和の間取りを撤去していきます。
昔の和風建築は一部屋が狭くても極力部屋数を多く作るのが主流でした。
筋交いの有る耐力壁を多く作る事は地震対策にもなりました。
ただ、間仕切りが多く近年のライフスタイルに合わなくなっているのです。
こちらの物件も「ダイニング」「台所」「和室リビング」と3つにわかれていたので全て取り払います。
古い流し台や壁に天井も撤去しました。天井を撤去すると高さがあり思っていたより広く感じます。
日本家屋は梁の状況によりますが、天井裏スペースに余裕があり、リフォームで天井高を高くすることも可能です。
この時点でインスペクションを行い、腐食などの不具合を確認します。
今回は腐食など重大な不具合はありませんでしたが、一部なぜか断熱材が入っていませんでした。
また、和室は畳があるので床下の断熱をしていないケースが多く今回も施工されていませんでした。
壁を取り払ったので、柱や筋交いの移動や新たに筋交いを設置し、間取りを広くしても強度を維持できるようにします。
床下に新たに配管の設置や移動を行い、床下が終われば床の断熱の施工をしていきます。
窓をペアガラス仕様に交換していきます。
天井の下地も出来てきたので、ある程度部屋らしくなってきました。
浴室も断熱仕様のユニットバスが入ります。
天井裏の断熱処理もしています。
対面キッチンの基礎も出来上がりです。
床が出来上がりすっかり家らしくなりました。
壁を張る前に棚や手すりを造作する部分の補強を入れます。
電気の配線なども出来上がりました。
内壁を張り付けていきます。
大工さんの造作でカウンターやクローゼットも出来上がりました。
細かいオーダーの棚も出来てきています。
床にフローリングを貼っていきます。
貼ると同時に保護シートを被せてしまっているので、完成は出来上がりまでお楽しみです。
内壁がほぼ出来上がりました。
大工さんから内装屋さんにバトンタッチして、下地を作っていきます。
次にクロスを貼ります。
クロスを張るとかなり部屋のイメージがわかります。
ようやく完成しました!
和風のお部屋は欧風のデザインで、ペアガラスや内窓で断熱性能もあがりました。。
システムキッチンはレンジフードもメンテナンスフリーなタイプに。
システムバスには浴室乾燥機も完備しています。
耐震などに影響のある部分などの制約はありますが、その中でいかに自由を模索するのがリフォームの醍醐味です。
もちろん予算などの制約もあります。
耐震を考慮した壁の移動はパズルのように楽しいですし、キッチンなどもショールームを回り好きに選ぶ事ができます。
もちろん色々回れば期間も伸びますし、キッチンやお風呂はピンキリでCMしている物は高価です。
また、それぞれのメーカーさんに特徴があり、機能やデザインにも特色があります。
一から勉強しようと思えばインテックス大阪で開催しているリフオームフェアや、各種展示会に通ったりする人もいます(私です)。
尚、今回1000万円なのは耐震補強の必要が無かったのと、プランニングなどの予算が安く抑えられています。
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